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ビルトインコンロを交換する場合に気になるのが、サイズの種類と測り方です。ビルトインコンロには「60センチ」「75センチ」の2つのサイズがあり、調理場のスペースや3口バーナーの幅が異なります。それぞれのサイズのメリット・デメリットも紹介しているので、参考にしてみてください。
ビルトインコンロのサイズは「60センチ」と「75センチ」の2種類に規格化されていることがほとんどです。また、この「60センチ」と「75センチ」はビルトインコンロ自体のサイズを指しているのではなく、天板のサイズを指しています。そのため、どちらを選んでも魚焼きグリルや操作部分にあたるフェイス部分のサイズは変わりません。もし、現在使っているビルドインコンロが「60センチ」であった場合でも、「75センチ」に変更することができます。
ビルトインコンロのサイズは天板の幅を指しており、コンロ内のスペースを狭くする代わりに調理スペースに使える範囲が広くとれる「60センチ」とコンロ内のスペースを広くすることで調理スペースが狭くなりがちな「75センチ」の2種類があります。このサイズには15センチもの差があります。また、ビルトインコンロでは、標準で3個のバーナーが設置されていますが、サイズによってバーナー間の幅も変わります。そのため、調理をする際の使いやすさにも影響が出るでしょう。
大きな鍋を使う機会があまりなく、3つのバーナーを同時使用する機会も少ない家庭の場合は60センチのビルトインコンロがおすすめです。
60センチのビルトインコンロは、コンパクトで調理スペースを広く取れるのがメリットです。調理中に使う食材や食器・調理機器などを置いておけるスペースが広いので、効率よく料理ができます。しかし、大きな鍋を使いたい場合は他のバーナーと同時に使用してしまうと、鍋同士が接触してしまう可能性があります。そのため、同時に使用するのは避けて、使用する時間を避けて作業を進めると使いやすくなります。
75センチのビルトインコンロは調理スペースが狭くなり、コンロを利用する際の天板のスペースが広くなります。そのため、大きな鍋を使って大人数の料理を作ることが多い場合や3つのバーナーをフル活用したい場合にオススメのサイズです。鉄製のフライパンやパスタ鍋といった調理スペースに置くのは避けたいものを置いておけるのがメリットになります。食材を置いたり盛り付けをしたりする調理スペースが狭くなる点がデメリット。特に調理器具を置くスペースがある場合は、プラスチック製品を置いてしまうと溶けてしまうので注意しましょう。
現在使っているコンロの天板の左端から右端までをメジャーをはじめとした道具を使って測りましょう。最近のビルトインコンロは、天板のサイズが「60センチ」と「75センチ」に統一されていますが、昔購入されたビルトインコンロの場合は、規格外になっていることもあります。
また、レンジフード(換気扇)の幅は、消防法でビルトインコンロよりも狭くしてはいけないと定められています。そのため、レンジフードの幅も一緒に確認しておきましょう。
ビルトインコンロの高さを測る場合は、魚焼きグリルや操作部分のあるフェイス部の下から天板までを測りましょう。一般的に22センチ前後が標準の高さとされています。
ビルトインコンロのサイズは規格化されているため、どのメーカーであっても「60センチ」もしくは「75センチ」の2種類から選ぶことになるでしょう。サイズによって使える調理場の面積やバーナー同士の距離が異なるため、ビルトインコンロのサイズを決める時には、自分自身のライフスタイルや使いやすさを重視して決めるようにしましょう。