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ガスコンロの点火プラグが壊れてしまったらどうしたらよいのでしょうか。ここでは点火プラグの故障原因と修理方法について解説します。
ガスコンロの点火プラグとは、ガスコンロの点火スイッチを押したときに火花を出す部品のこと。白いロウソクの先に似たような形をしています。点火プラグがないとガスコンロに火をつけることが出来ないため、非常に重要な部品です。
ガスコンロには点火プラグに似たような部品がもう1つあります。それが「立ち消え安全装置」です。こちらはボールペンの先に似たような形状をしています。ガスコンロの形状によっては点火プラグと立ち消え安全装置が横並びになっている場合があるため、迷ってしまうかもしれません。
バーナーキャップの出っ張りの下にある白い部品が点火プラグです。
点火プラグが故障してしまう原因はいくつかありますが、汚れが原因で故障してしまっているケースが多いです。点火プラグに汚れが付着すると、点火に必要となる火花が出なくなってしまいます。また、水で濡れてしまっている場合も同様です。
つまみを回したときに「カチカチ」という音がするのに火がつかない場合、点火プラグは故障していない、つまりほかの部品が原因となります。また隣のコンロは着火できる場合、点火プラグの周辺に障害物がある可能性が高いです。障害物を取り除くことで正常に着火できるようになるでしょう。
点火プラグに汚れが付着している場合、汚れを落とす必要があります。注意しなくてはいけないのが、点火プラグは先端が細くて耐久性が高い部品ではないということです。乱暴に扱うと折れてしまうため、掃除の際は強く力を入れてこすらないようにしましょう。
掃除には歯ブラシを使うのがおすすめです。力を入れず、優しく汚れを落とします。汚れがひどい場合は、ペーパータオルやティッシュなどを活用してみてください。万が一作業中に点火プラグが折れてしまった場合は、修理業者に依頼する必要があります。
点火プラグの修理費用相場は5,000円~です。点火プラグの部品代はそこまで高額ではなく、修理にかかる作業時間も長くかかりません。しかし点火プラグ以外で故障個所がある場合、古い型になれば10万円以上の費用が掛かるケースもあります。
古い型の部品は確保が難しいため、修理費用が高額になってしまう恐れがあるのです。この場合、ガスコンロ本体の交換を検討することをおすすめします。ガスコンロ自体は3万円ほどから購入でき、性能も高機能なものが多いです。
点火プラグを交換する前に、ほかの箇所が原因となっていないか確認してみましょう。具体的には電池を交換してみるのが有効です。火花が飛んでいない場合、電池が切れてしまっている可能性も考えられます。電池交換ランプが点灯、あるいは点滅していないか確認してみてください。
また点火プラグの汚れをふき取ることで、正常に着火できるようになることもあります。布やキッチンペーパーなどで、頭部と側面の汚れをふき取ってみましょう。交換前にぜひ試してみてください。