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ガスコンロの交換を考えている場合は、注意点を知っておきましょう。ガスコンロにも種類やサイズがあり、さらには対応しているガスの違い、オーブンの有無などのチェックしておきたい点が数多くあります。ここでは、そんなガスコンロ交換に関する注意点を紹介しています。
一見すると同じように見えるガスコンロにも、実はタイプがあります。それが「据え置き型」と「ビルトイン型」の2種類です。それぞれどんな特徴があるのかをチェックし、自宅のガスコンロと比較してみてください。
据え置き型のガスコンロはいわゆる「ガステーブル」と呼ばれるタイプです。
ガス台の上に置き、ガスの元栓と接続して使います。このタイプは家電量販店などでも購入することができ、重量も10kg程度なので自分で運ぼうと思えば運ぶことも可能です。
システムキッチンの中に組み込まれるように設置されたガスコンロはビルトイン型と呼ばれています。
ガスの元栓とつながるホースがむきだしの据え置き型と比較すると、上部しか目につかないためにかなりスッキリとして見え、デザイン的に優れています。また、食材の切れ端や米粒がガスコンロの中にこぼれ落ちる心配もありません。
据え置き型は、59cmの標準幅と56cmのコンパクト幅の2つの種類があります。そのため新しいガスコンロを購入する場合は、事前にガス台の幅を測っておく必要があります。
ビルトイン型は、ほとんどのメーカーの製品が幅60cmで作られています。ただし、天板(ワークトップ)は60cmと75cmの2サイズが存在しています。
ガスコンロのガスは2種類、都市ガスとプロパンガスに分かれています。都市ガス用のガスコンロでプロパンガスは使えず、その反対にプロパンガス用のガスコンロで都市ガスを使うことはできません。
違うガスを使ってしまうと火災や不完全燃焼の原因になりかねないことから、絶対に種類を間違えないようにしましょう。
ビルトイン型のコンロの下にガスオーブンがついていると、そこにもやはりガスの配管がつながっています。
ガスオーブンをそのまま残す場合は、ガスコンロを交換する際に同じメーカーの物を買う必要があります。異なるメーカーの製品ですと、配管をしっかりと接続できずにガス漏れを起こすリスクが生じます。
据え置き型のガスコンロは自分で交換することができます。その場合、業者に依頼するよりも安上がりなことが魅力です。ただし、いくつか注意点があることから、上記にあるリンク先の「ガスコンロを自分で交換する方法」を参照してください。
ビルトイン型のコンロを新しくする場合、資格を持っていない限り、自分で交換することはできません。ガス配管の接続を含め、業者に依頼しましょう。
また、交換するためには半日から1日ほどの工事が必要となるため、その間はキッチンを使えません。工事をスムーズにしてもらうためにも、業者が到着する前にキッチン周りを整理整頓し、作業しやすい状態にしておきましょう。
ビルトイン型だけでなく、据え置き型のガスコンロも、火やガスを扱う場所ですから、できれば業者に依頼したいものです。据え置き型は自分で交換可能ではありますが、万一のことも考えられるからです。
しかし、ビルトイン型においても、業者ごとに交換にかかる費用や作業の丁寧さには違いが見られます。
ガスコンロを交換する際は、製品だけでなく業者もしっかりと選んでください。